【亜州ビジネス編集部】
情報通信省は、第2世代(2G)と第3世代(3G)の携帯電話端末の輸入を今年7月から停止する通達43号を公布した。
国内での製造も禁止する。2Gサービスは2022年第1四半期に停止する予定で、これに先駆け、旧型端末の流通を止める。ベトナムニュースが25日付で伝えた。
同省通信局のホアン・ミン・クオン局長によれば、2G端末の生産は著しく減少。利用者も減っており、19年末から20年第3四半期にかけて600万〜700万台が新型に取って代わった。現在1200万台が使われているものの、22年第1四半期の2Gサービス終了で使用できなくなる。
政府は25年までに全ユーザーがスマートフォンを使用することを推進。実現に向け、50米ドル前後の国産格安スマホ製造を後押ししている。
調査会社アドソタによると、ベトナムでは20年末までに携帯電話ユーザーの44.9%がスマホを使用している。