【亜州ビジネス編集部】
自動車製造業が小幅ながらも年間業績のプラス成長を達成した。
販売と利益が急ピッチに回復するなか、消費市場全体の安定化にも貢献している。中国国家統計局が27日に報告した。
一定規模を超える自動車製造業の売上高と利益額は、2020年にそれぞれ8兆1557億7000万人民元(約130兆5000億円)、5093億6000万人民元に達している。
前年比で3.4%、4.0%ずつ拡大した。
20年は下半期に入り、自動車製品の小売販売額が6カ月連続で伸びている。
一方、全国工業企業の利益総額は、20年通年で前年比4.1%増の6兆4516億1000万人民元に上った。
業界別では、41種のうち26種で増益、15種で減益。
増益業界では、専用設備製造が24.4%、コンピューター・通信・その他電子設備製造が17.2%、汎用設備製造が13.0%などと高く伸びている。
半面、石油・天然ガス採掘は83.2%、石油・石炭・その他燃料加工は26.5%、石炭採掘・選炭は21.1%ずつ減少している。