【亜州ビジネス編集部】
王子ホールディングスは9日、首都圏セランゴール州に新たな段ボール工場を建設すると発表した。投資額は約50億円。来年6月にも稼働を開始し、今後の需要増に期待できる中部地区で事業拡大を図る。
段ボールの製造拠点は、建設中も含めマレーシア国内で10カ所目、東南アジア・インド・オセアニア地域で35カ所目となる。
完全子会社のGSペーパーボード&パッケージングが工場を設ける。敷地面積は7万7000平方メートル。月産能力は1000万平方メートルを計画している。
マレーシアでは現在、段ボール原紙マシンの増設も進めている。工場は中部と北部に3カ所ずつ、南部に2カ所の計8カ所を操業。また、南部のジョホール州では国内9カ所目となる工場の建設を進めており、来年初めにも稼働させる。