【亜州ビジネス編集部】
電気設備事業を主力とする東北電力系のユアテックは8日、設備エンジニアリング大手の現地企業シグマ・エンジニアリングを完全子会社化すると発表した。
ベトナム事業を軸として海外展開を強化する事業戦略の一環。同国内の成長市場を取り込むとともに、現地法人ユアテックベトナムとの連携で受注機会の拡大や運営の効率化を図る。
3人の個人から全株式を取得する。買収時期は、競争法に基づく条件などを満たした後で、4月下旬ごろとなる見通し。
シグマは2005年設立で、資本金1600億ドン(約7億3300万円)。ハノイ市に本社を置き、同国内全域で電気設備や空調設備、給排水衛生設備、消火設備などの総合的なエンジニアリングサービスを提供している。
過去に北部タイビン省の発電所の電設工事でユアテックと協業した実績がある。