【亜州ビジネス編集部】
携帯電話サービス最大手アドバンスト・インフォ・サービス(AIS)は8日、2020年末の光通信インターネットサービスの加入数が133万6900件となり、前年末比29%増加したと明らかにした。
新型コロナウイルスの流行により、在宅勤務の動きが広がったことがプラスに影響した。21年末には160万件まで増加すると見込む。
携帯電話の加入数は1%減の4143万6800件だった。ポストペイド式サービスが1019万2400件に12%増加した一方、プリペイド式サービスが3124万4400件に5%減少。新型コロナ流行による景気減速と外国人観光客の減少がマイナスに影響した。
20年の売上高は前年比4%減の1728億9000万バーツ。光通信事業が22%増の69億5900万バーツと伸びたものの、主力の携帯電話事業が7%減の1180億8200万バーツと落ち込んだ。全体の純利益は9%減の284億2300万バーツだった。
一方、21年は第5世代(5G)通信網の拡充などに250億〜300億バーツの投資を計画している。