【亜州ビジネス編集部】
中国汽車工業協会は9日、今年1月の新車販売台数が前年同月比29.5%増の250万3000台に拡大したと発表した。
プラス成長は10カ月連続で、増加率は前月の6.4%から大幅に加速している。生産台数は34.6%増の238万8000台。ただ、前月比では、販売が11.6%減、生産が15.9%減となった。
同協会は1月の新車販売について、需要の安定が続いていると指摘。また、春節連休のズレ(昨年は1月24〜31日、今年は2月11〜17日)により、比較対象となる前年同月の実績が低かったことから、大幅な増加率になったと説明した。
車種別では、乗用車の販売台数が前年同月比26.8%増の204万5000台(前月比13.9%減)、生産台数が32.4%増の191万台(同18.1%減)。
商用車は販売台数が43.1%増の45万8000台(同0.5%増)、生産台数が44.3%増の47万8000台(同6.1%減)となった。うち商用車の販売台数は、1月の最多記録を更新している。
また、新エネルギー車(NEV)の販売台数は前年同月比238.5%増の17万9000台に拡大。1月としては過去最多を記録している。
うち電気自動車(EV)が287.8%増の15万1000台、プラグインハイブリッド車(PHV)が104.7%増の2万9000台、燃料電池車(FCV)が63.2%減の63台。NEV全体の生産台数は285.8%増の19万4000台に伸びている。