【亜州ビジネス編集部】
ベトナム自動車工業会(VAMA)が9日発表した2021年1月の国内新車販売台数(一部企業を除く)は、前年同月比68.9%増の2万6432台だった。テト(旧正月)の時期のズレが大幅増の要因とみられる。
一方、前月比では44.8%減と大きく落ち込んだ。政府が支援策として打ち出した自動車登録料の半減措置が前月末に終わった反動が出た。
内訳は乗用車が前年同月比59.6%増の2万398台(前月比44.7%減)、商用車が116.8%増の5741台(同46.2%減)などだった。
ブランド別では起亜自動車が前年同月比127.5%増の4486台(前月比42.7%減)でトップ。首位常連のトヨタは13.1%増の4437台(同60.7%減)で2位に退いた。これに三菱自動車、ホンダ、マツダが続いた。
ベトナムの20年の新車販売台数(一部企業を除く)は前年比7.8%減の29万6634台。19年まで2年連続で増加していたが、新型コロナウイルス禍の影響で前年を下回った。ただ政府が年央から国産車の自動車登録料を半額したことで、下半期に販売が持ち直した。