【亜州ビジネス編集部】
横浜ゴムは12日、東部ラヨーン県でタイヤ生産用金型の生産能力を増強すると発表した。
タイヤ金型を生産する子会社ヨコハマモールドが、現地法人ヨコハマモールド(タイランド)の工場を増強。ラヨーンの拠点をより活用することで日本、中国と3拠点体制を確立し、東南アジアで供給の安定化を図る。
先月に着工しており、今年末の完工を予定。生産の多元化でサプライチェーンが強靭化されることから、今回の事業は、日本貿易振興機構(ジェトロ)の「海外サプライチェーン多元化等支援事業第三回公募(設備導入補助型)」に採択されている。
同現地法人は2018年設立。日本やタイ、フィリピン、インドなどのグループの生産拠点に乗用車用とライトトラック用タイヤの金型を供給している。