【亜州ビジネス編集部】
住友ゴム工業は、東部ラヨーン県などでスポーツ多目的車(SUV)とライトトラックのタイヤの生産を増強すると発表した。
北米市場の好調な需要に対応するためで、ラヨーンと日本の宮崎県の工場では計108億円を投じ、既存設備をSUV、ライトトラック用に置換。米国工場でも生産能力を引き上げる。
ラヨーン工場では2023年までに日産4150本、宮崎では24年までに同1600本の生産置換を行う。米国では乗用車・ライトトラック用タイヤの生産能力を、現在の6500本から23年末までに1万2000本に増強。ほかにトラック・バス用タイヤの生産能力増強も予定しており、総額1億2200万米ドルを投資する。
ラヨーンの工場は、アマタシティ・ラヨーン工業団地内で06年に操業を開始。乗用車用や農機・産業車両用、バイク用のタイヤを生産し、昨年末時点の月産能力(新ゴム消費量ベース)は1万5700トンだった。