【亜州ビジネス編集部】
三菱重工グループのプライスメタルテクノロジーズジャパンは、丸一鋼管傘下のマルイチサンスチール(SUNSCO)の工場に軽量建材向けの冷間圧延機を納入すると発表した。
「ハイパーUCミル」と呼ぶ、より小径に対応する圧延機で、ベトナムでの納入は初めて。東南アジアで需要が高い、薄い屋根材の生産を高品質・低コストで実現するという。
南部ビンズオン省の工場に納入し、据え付け指導と調整も行う。最終製品の板厚は0.2ミリメートル、板幅は1250ミリメートル。既存の冷間圧延機と合わせ、同社の年産能力は25万トンに拡大する。
SUNSCOは、1996年にベトナム初の外資100%企業として設立された。溶融亜鉛・55%アルミ亜鉛合金メッキ鋼帯、カラー鋼帯、鋼管を生産・加工・販売。製品は土木・構造用や家具、自動車、バイク部品用など幅広く使用されている。