【亜州ビジネス編集部】
三菱電機は15日、首都圏スランゴール州ペタリンジャヤの現地法人内にファクトリーオートメーション(FA)機器のサービス拠点を設けると発表した。来月1日に業務を開始する。
日系企業が多数進出し、FA機器の需要が高まる現地に拠点を設けることで、より迅速かつ柔軟な顧客対応を可能にする。
現地法人の三菱電機セールス・マレーシア内に「マレーシアFAセンター」を開設。日本人1人を含む21人の技術者が、FA機器に関するトレーニングや技術相談、システム提案などを行う。
これまでシンガポールの「アセアンFAセンター」がマレーシア国内も担当していたが、現地化によってタイムリーなサービス提供を図る。国内では電気・電子や自動車、食品・飲料など幅広い業種でFA機器のサービスに対する要望が高まっているという。
三菱電機は昨秋、フィリピンの現地法人内にも同様の拠点を開設。東南アジアではほか、タイとインドネシア、ベトナムにも展開している。