【中国】最低賃金引き上げ相次ぐ、陝西省は5月から最高3.4万円

【亜州ビジネス編集部】

地方政府による最低賃金の見直しが相次いでいる。

陝西省当局はこのほど、5月1日からの引き上げ計画を発表した。月額の最低賃金を150人民元ずつ引き上げる。時給に関しては、1人民元ずつ調整する予定だ。

各エリアの月額最低賃金は、
1類地域が1800→1950人民元(約3万4100円、↑8.3%)、
2類地域が1700→1850人民元(↑8.8%)、
3類地域が1600→1750人民元(↑9.4%)に再設定する。

最低の時給は、
1類地域が18→19人民元(↑5.6%)、
2類地域が17→18人民元(↑5.9%)、
3類地域が16→17人民元(↑6.3%)に調整した。

すでに黒竜江省、江西省は発表済み。いずれも4月1日から実施する。

1類地域の月額最低賃金は、
黒竜江省が1680→1860人民元(↑10.7%)、
江西省が1680→1850人民元(10.1%)に引き上げられる予定だ。

このほか各地方政府の工作報告書などでは、吉林省や天津市、成都市が21年中の引き上げを予告している。

一方、最低賃金の全国最高は、足元で上海市の2480人民元。

これに北京市の2200人民元、広東省の2100人民元(深センは2200人民元)などが続く。このほか天津市、江蘇省、浙江省の計6省市が2000人民元以上だ。


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