【亜州ビジネス編集部】
川崎汽船は2月24日、シンガポール初の液化天然ガス(LNG)燃料供給船の船舶管理を開始したと発表した。
地場企業のフューLNGが所有する船舶で、LNGの積載量は7500立方メートル。川崎汽船グループがこれまで蓄積したLNG輸送と船舶管理の知見を生かし、サービスを提供する。
LNG燃料は重油に比べて大気汚染物質や温室効果ガスの排出を低減できる。国際的に強化される船舶の排出ガス規制への対応としても、重油に代わる有力な燃料と位置付けられているという。
フューLNGは同国の政府系コングロマリット(複合企業)ケッペル・コーポレーションと、英蘭ロイヤル・ダッチ・シェルの合弁会社。