【亜州ビジネス編集部】
日本通運は2月26日、国際鉄道を利用した中国・江蘇省蘇州発ベトナム・ハノイ向けの鉄道輸送サービスを開始したと発表した。
中国から東南アジア向けの海上輸送が貨物船のスペース不足の影響を受ける中、鉄道輸送で安定したリードタイムを提供する。
多くの企業が集積する華東エリアの蘇州西駅を発駅とし、南寧南駅(広西チワン族自治区)を経由。国境を越えてハノイのイエンビエン駅に到着する。リードタイムは8〜10日。
海上輸送やトラック輸送の混雑時のBCP(事業継続計画)対応につながると見込む。
今後はベトナム発中国向けの鉄道輸送サービスの開発を進めるほか、鉄道と他の輸送手段を組み合わせた輸送サービスを検討する。