【亜州ビジネス編集部】
ヤマトホールディングスは、素材最大手サイアム・セメント(SCC)との合弁会社、SCGヤマトエクスプレスが、小口保冷配送サービスの国際規格「ISO23412:2020」を取得したと発表した。
昨年5月に発行された規格で、タイでの取得は初めてという。同規格を持つ国内唯一の事業者として、安心安全な保冷宅配便サービスを提供するとしている。
同規格は小口保冷配送サービスのうち、荷物の積み替えを伴う輸送形態を対象としたもの。
車両に搭載されている保冷庫などの空間の温度管理を中心に、配送中の積み替え作業に関する要求事項が規定されている。SCGヤマトは1月初めに取得した。
ヤマトホールディングスによると、タイの宅配市場はここ数年間、前年比135%以上の成長率をみせており、新型コロナウイルスの流行下でさらに需要が伸びているという。SCGヤマトは2017年に保冷宅配便サービスを開始した。