【亜州ビジネス編集部】
髙島屋は8日、子会社の東神開発がハノイ市の不動産開発事業「ランカスター・ルミネール・プロジェクト」に参画すると発表した。
住宅・オフィス・商業施設で構成される複合開発で、現地の住宅開発会社チュン・トゥイ・グループ(TTG)と合弁で手掛ける。土地代や建設費を含む事業費は総額約100億円を見込む。
ドンダー区内に252戸の住宅と、延べ床面積2万6839平方メートルのオフィス、同6630平方メートルの商業施設を2期に分けて開発する。
今春に開始する第1期の住宅分譲期間は、TTGが事業を主導。来年以降に予定する第2期のオフィス・商業施設の賃貸事業期間は、東神開発が出資比率を引き上げて経営権を握る。
開発地は都心部と新都心を結ぶエリアにあり、今後は外資系企業の進出などビジネス・商業地区としての発展が期待されるという。
バイリンガル校が開校
髙島屋は同日、東神開発が参画するハノイ市内の不動産開発事業「スターレイク・プロジェクト」内で同社出資のバイリンガルスクールが開校したことも発表した。幼稚園から小学校、中学校、高等学校までの一貫教育を提供。東神開発は学校運営会社に25%出資している。