【亜州ビジネス編集部】
双日は9日、乳業最大手ビナミルクのグループ会社と合弁で牛肉製品の加工・販売会社を設立すると発表した。
ビナミルクの販売網や双日の畜産製品販売ノウハウを持ち寄り、高品質な牛肉製品をベトナム国内で販売する。
来月をめどに合弁会社ジャパン・ベトナム・ライブストックをハノイ市に設立。双日が49%、ビナミルクグループのベトナム・ライブストック(VILICO)が51%を出資する。
双日は今回の事業を皮切りに、ベトナムで手掛けている多くの事業でビナミルクとの協業を図る方針。同国では肥料製造や飼料製造、製粉、食品卸売り、総菜製造、コンビニエンスストア運営、4温度帯物流など多岐にわたる事業を手掛けている。
同社によると、ベトナム国内の牛肉消費量は年間で約50万トンと、日本の半分程度にとどまる。ただ、今後は人口の増加や所得水準の向上により、消費の拡大が見込まれている。