【亜州ビジネス編集部】
複合企業のUMWホールディングス(UMWH)は10日、同社が扱うトヨタ車の2021年2月の販売台数が前月比32%増の5074台だったと発表した。20年末以降に投入した複数の新モデルの販売が好調だった。
20年12月末にマイナーチェンジモデルを発売した小型セダン「ヴィオス」と小型ハッチバック「ヤリス」や、2月に21年モデルを投入したスポーツ多目的車(SUV)「フォーチュナー」と多目的車(MPV)「イノーバ」が好調だった。
UMWHはまた、38%出資する国産車メーカーのプロドゥアの2月の販売台数が1万6583台だったと発表した。
前年同月の1万6894台を1.8%下回ったものの、旧正月の時期のズレの関係で営業日が少なかったためと説明。21年通期では前年比9.0%増の27万2000台を目指すとしている。
UMWHのダト・アフマド・フアード・ケナリ社長兼最高経営責任者(CEO)は、販売サービス税(SST)減免措置の半年延長もあり、健全な業績を維持できていると説明した。
同社は21年、国産部品81億リンギ(約2140億円)相当を調達するとしている。