【亜州ビジネス編集部】
双日と大阪ガスは11日、両社の合弁会社がエースコックの現地工場に天然ガスを供給する契約を交わしたと発表した。燃料を石炭から転換し、二酸化炭素(CO2)排出量の削減に貢献する。
合弁会社の双日大阪ガスエナジー(SOGEC)が、エースコックベトナムの2工場に天然ガスを供給する。7月の事業開始を予定。
ハノイ市郊外のフンイエン省と南部ビンズオン省の工場で、石炭焚きのボイラーを高効率なガス焚きボイラーに移行する。年間でCO2を7631トン削減できる見通し。二国間クレジット制度(JCM)を活用し、削減量の5割以上を日本政府に納入する。
SOGECには双日が51%、大阪ガスが49%を出資。これまで南部バリアブンタウ省の工業団地に天然ガスを供給してきたが、個別企業への供給は今回が初めてとなる。