【タイ】上場企業の業績、20年は14%減収・53%減益

【亜州ビジネス編集部】

タイ証券取引所(SET)は12日、SETと2部市場(MAI)に上場する企業の2020年の売上高合計が前年比14.4%減の10兆6759億500万バーツだったと発表した。

合計の営業利益は19.2%減の7366億1400万バーツ、純利益は53.0%減の4208億3600万バーツ。新型コロナウイルスの流行や原油価格の下落がマイナスに影響した。

不動産投資信託(REIT)などを除く上場746社のうち、718社が同期の決算書を提出済み。最終黒字を計上した企業は全体の70.9%を占めた。

業種別では、エネルギー・公共インフラ、運輸・物流などが不振だった一方、農業や食品などが好調だった。

四半期別の業績(エネルギー・公共インフラ、運輸・物流の一部企業を除く)を前四半期との比較でみると、

売上高と純利益は、
◆第1四半期=3.3%減、24.7%減
◆第2四半期=9.7%減、31.6%減
◆第3四半期=8.5%増、36.9%増
◆第4四半期=3.7%増、7.7%増――。

第3四半期から回復傾向が続く。

MAIに上場する企業の20年の合計は、
売上高が前年比7.2%減の1668億8400万バーツ、
営業利益が8.3%増の64億4300万バーツ、
純利益が63.0%減の33億7100万バーツだった。


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