【亜州ビジネス編集部】
パナソニックは17日、タイでモジュール住宅に参入すると発表した。スチール家具・鉄鋼建材メーカーのサイアム・スチール・インターナショナルと協業する。
パナソニックが培ってきた住宅部材に関する先進技術と、サイアム・スチールが持つタイの需要に合致した住宅づくりの知見を生かして事業を行うとしている。住宅には、自社の空気清浄機など最新設備を導入する。
同日にバンコク近郊でモデルハウスをオープンした。地上2階建てで、独自の技術や商品によるソリューションを展示する。
同日はほか、タイでの「住宅設備機器のラインアップ拡充」と「空質事業の強化」についても発表した。ニューノーマル(新常態)時代に対応するもので、住宅設備機器では7月に高齢者向けの離床支援ロボットを発売。さらにIoT(モノのインターネット)技術を活用した宅配ボックスなども販売する。
一方、バンコクで大気汚染が深刻化する中、空質事業では微小粒子状物質「PM2.5」対応の給気ファン新商品を来月に発売。また、今年下半期には空間除菌脱臭機「ジアイーノ」を東南アジアで初めて投入し、病院や学校など非住宅向けに展開する。