【亜州ビジネス編集部】
三菱電機は22日、バンコク都心の大型複合施設「ワン・バンコク」向けにエレベーター250台とエスカレーター28台の計278台を受注したと発表した。
1977年にタイで昇降機事業を開始して以来、最大規模の受注という。
国内初のダブルデッキエレベーター12台や、国内最高速となる分速540メートルのエレベーター1台が含まれる。
現地法人の三菱エレベーター(タイ)を通じて受注した。今年10月から順次出荷する。
ワン・バンコクはルンピニ公園の隣接地16万7000平方メートルで大手財閥TCCグループが開発中。5棟のオフィルビル、高級ホテル、3棟の高級住宅、芸術文化施設などで構成される。2018年に着工し、第1期の完成は23年、第2期は26年が予定されている。