【亜州ビジネス編集部】
中国がインターネット回線の高速化を推し進める。
工業和信息化部(工業情報化部)は24日、「“双千兆”網絡協同発展行動計画(2021〜23年)」を公布。全国の都市部と条件の整った郊外エリアを対象に、固定回線と無線通信の最大速度を1000Mbpsにまで引き上げる目標を提示した。23年までの3年間かけて実現する。
通信インフラの能力向上を通じ、仮想現実(VR)/拡張現実(AR)、超高精細テレビなどが生活空間まで急ピッチに浸透すると想定した。
5G通信の中核技術、研究・開発競争力で世界先端レベルを保持する。産業チェーンの技術レベルも安定的に引き上げていく方針だ。
21年末の目標については、1000Mbpsユーザー数を1000万件(人)に拡大することを掲げている。
5G基地局の新設60万カ所以上、1000Mbps都市の20カ所以上、10Gbps以上アクセスポイントの合計500万カ所以上を目標に据えた。家庭2億戸に1000Mbps光ファイバーケーブル回線を接続する通信インフラを整える。
23年末の目標は1000Mbpsユーザー3000万件突破、1000Mbps都市100カ所に設定。家庭4億戸に1000Mbps光ファイバーケーブル回線を接続する態勢を組む。