【亜州ビジネス編集部】
ベトナム統計総局が29日発表した2021年3月の貿易統計(推計値)によると、輸出額は前年同月比19.2%増の286億米ドル、輸入額は27.7%増の282億米ドルとなり、4億米ドルの貿易黒字だった。
輸出を品目別にみると、電子製品・部品が27.1%増の47億米ドルで最大。これに電話・電話部品が19.0%減の43億米ドル、機械が77.2%増の35億米ドルで続いた。
輸入トップは電子製品・部品で24.0%増の62億米ドル。2位は機械で30.3%増の40億米ドル、3位は電話・電話部品で10.8%増の13億2500万米ドルだった。
■1Qは黒字20億ドル
第1四半期の輸出額(3月は推計値)は前年同期比22.0%増の773億4400万米ドル、輸入額は26.3%増の753億800万米ドルとなり、20億3600万米ドルの貿易黒字だった。
輸出を品目別にみると、
1位は、電話・電話部品が9.3%増の140億7600万米ドルでトップ。
2位は、電子製品・部品で31.3%増の119億6500万米ドル。
3位は、繊維・縫製品で77.2%増の91億米ドル。
輸出先をみると、米国が32.8%増の212億米ドルでトップ。これに中国、欧州連合(EU)、東南アジア諸国連合(ASEAN)が続き、日本は1.5%減の49億米ドルだった。
輸入トップは電子製品・部品で22.0%増の167億8800万米ドル。2位の機械は30.7%増の108億1400万米ドル、3位の電話・電話部品は48.1%増の48億5700万米ドルだった。
輸入元は中国が47.3%増の238億米ドルでトップ。日本は4.8%増の51億米ドルだった。