【亜州ビジネス編集部】
日鉄エンジニアリングと大阪ガスは1日、クモ糸の遺伝子から新素材を開発するスパイバー(本社:山形県鶴岡市)が東部ラヨーン県に設けた工場に電力や蒸気、冷水などユーティリティーを供給すると発表した。工場構内に供給設備を設けて操業・保守を請け負う。
合弁会社NS-OGエナジー・ソリューション(タイランド)(NEST)を通じて事業を行う。
ボイラーなどの蒸気供給システムや、液化天然ガス(LNG)気化設備、受変電設備、冷凍機などのエネルギー供給設備に加え、給水設備や計装空気設備、産業用ガス受入設備などを含むユーティリティー供給設備全体を一体的に運営管理する。
工場はイースタンシーボード工業団地で先月末に開所。繊維などの原料となる構造タンパク質を発酵生産する。