【亜州ビジネス編集部】
凸版印刷は1日、ホーチミン市に3次元(3D)コンピューターグラフィックス(CG)コンテンツ制作の合弁会社を設立した。
日本の建築・インテリア・設備機器業界向けに、販促やプレゼンテーションなどに使う3DCGを提供する。
建築・インテリア・設備機器業では、設計から生産、施工、販売などの面で3DCGや拡張現実(AR)、仮想現実(VR)の利用が広がっており、今後も需要が拡大すると見込まれている。
ただ、技術者の不足や、外部委託時の品質管理の難しさなどの問題があることから、新会社の設立を決めた。
新会社トッパン・イクエイターは資本金44億5000万ドン(約2000万円)。グループのトッパン・コスモが65%、CG制作などのスタジオテック(本社:大阪府羽曳野市)が26%、ベトナムで3DCG事業を手掛ける技術者・事業家の杉山貴伸氏が9%を出資した。
同国での制作会社設立により、コスト競争力を強化する。営業はトッパン・コスモが担当し、新会社の機能は制作・開発に特化する。