【亜州ビジネス編集部】
西日本高速道路(NEXCO西日本)と日本高速道路インターナショナル(JEXWAY)は、出資先企業が建設を進めていたスラウェシ島の高速道路新区間が開通したと発表した。
NEXCO西日本にとって、自社が経営参画する海外高速道の新区間開通は初めてという。同社はチーフ・エンジニアを1人派遣し、今回の開通区間でも技術指導などを行った。
開通した道路は、南スラウェシ州マカッサル市と空港を結ぶ「マカッサル環状高速道路」の一部。交通量の多い既存の一般道路上に、全長4.3キロメートルの連続高架橋を設ける工事で、難易度が高かったという。
道路は現地企業マルガウタマ・ヌサンタラが建設・運営。両社は海外交通・都市開発事業支援機構(JOIN)とともに、2020年5月に3者合計で株式10%を取得した。