【亜州ビジネス編集部】
英蘭ロイヤル・ダッチ・シェルがこのほど、インドネシアで同社初の電気自動車(EV)向けの充電ステーションをジャカルタに開設した。
国内に充電ステーションを開設したのは、国営石油プルタミナと石油・カス開発大手メドコ・エネルギー・インターナショナルに次いで3社目。ジャカルタポストが5日伝えた。
シェルの充電ステーションは出力50キロワット(kW)。1時間以内でフル充電できるという。
国際エネルギー機関(IEA)は、出力が22kWを下回る充電所を「低出力」と位置付けており、シェルは「これを上回る出力の充電ステーションの設置は、EV普及を目指すインドネシア政府に協力する姿勢の表れ」と説明している。
シェルは世界各地で充電ステーションの設置を進めており、今年2月時点で6万カ所に達した。2025年までに50万カ所の開設が目標。
一方、同社が世界で展開する給油所は昨年末時点で4万6000カ所。インドネシアでは137カ所を展開しており、前年から27%増えている。