【亜州ビジネス編集部】
LIXILは、現地法人のトステムタイがバンコク北郊で操業するアルミニウム製品工場の屋根に、太陽光発電設備を導入すると発表した。出力は5メガワット(MW)。
10月に稼働を開始し、発電した電力は工場で使用する。二酸化炭素(CO2)の排出量を年4000トン削減できると見込む。
同設備の導入では、タイ投資委員会(BOI)の投資奨励制度と、日本とタイの二国間クレジット制度(JCM)を活用。稼働後にトステムタイのCO2削減率は5.1%、再生可能エネルギー比率は8.5%となる。
工場はパトゥムタニ県のナワナコン工業団地に立地し、敷地面積は59万平方メートルに上る。アルミの鋳造から加工まで手掛ける一貫工場で、サッシやドアなどLIXILのアルミ建材の3割を生産。また、産業用アルミ部品のOEM(相手先ブランドによる生産)も手掛けている。