【亜州ビジネス編集部】
江蘇省北東部の塩城市は16日、国産衛星測位システム「北斗」などで誘導する「疑似軌道型公共交通システム(SRT)」の1号線について、同日付で試験運行に乗り出した。複数の中国メディアが報じた。
SRT車両の全長は36メートル。実際の軌道は設けないため、従来型の軌道交通に比べて低コストで運行できる。
また輸送効率が高いことから、路線バスよりも環境に優しいのが特徴だ。市内で今後、路線の拡充を図る構えだ。
1号線は主に同市中心部の青年路を走る全長13キロメートル。設計走行時速は70キロメートルで、1本当たり最大で320人が乗車できる。