【中国】「上海モーターショー」開幕、約1000社参加

【亜州ビジネス編集部】

国家会展中心(上海)で4月19日、「第19回上海国際自動車工業博覧会(2021年上海モーターショー)」が開幕した。

新型コロナウイルスの流行後、スケジュール通りに開催される世界初の国際モーターショーとなる。プレスデーは4月19〜20日、ビジネスデーは21〜23日、一般公開は24〜28日に定められた。

トヨタ自動車をはじめとする内外の自動車とその関連メーカーが出展している。

各社が新型車などを披露した。情報技術、インターネット、ビッグデータ、人工知能(AI)などとの融合をアピールしている。

完成車メーカー、新興ハイエンドブランド勢(上汽智己、東風嵐図、恒大汽車)、インターネット大手など参加企業は約1000社に上った。中国政府が普及を後押しする電気自動車(EV)の展示が目立つ。

浙江吉利控股集団(吉利汽車HD/HKの親会社)傘下の吉利科技集団は、ドイツのボロコプター社と連携して開発した都市型の空飛ぶクルマ「Volo2X」を持ち込んだ。純電動で最高飛行速度は時速100キロメートル、最高フライト高度2000メートル、航続可能27分間、自重290キログラムで最大搭載可能重量160キログラム。乗客2人を載せた空運が可能だ。

1985年以来、北京モーターショーと交代で、上海モーターショーは隔年開催されてきた。2019年開催の前回は総展示エリア36万平米で、20カ国・地域の1000社余りが参加。129台の世界初公開車を含む約1500台が展示された。内外から100万人に迫る99万3000人が来場している。


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