【亜州ビジネス編集部】
米系調査会社IDCタイランドによると、2020年のタイのウエアラブル端末の出荷数は前年比47.3%増の345万9000個だった。
イヤホンやヘッドホンなどの「イヤウエア型」が97.0%増の130万9000個と約2倍に増え、全体をけん引した。19日付バンコクポストなどが伝えた。
手首に装着する「リストバンド型」は47.3%増の108万個、 腕時計型の「スマートウオッチ」は12.6%増の107万個だった。
イヤウエア型では、周囲の騒音を軽減するノイズキャンセリング機能が人気だった。
また、リストバンド型では中国の小米科技(シャオミ)の新製品が注目を集め、スマートウオッチでは血中酸素を測定する新機能などが需要を後押しした。
同社は21年も2桁増が続くと予測。新型コロナウイルスの流行を背景に在宅勤務や遠隔授業などが増え、イヤウエア型の需要が堅調に推移すると見込んでいる。