【亜州ビジネス編集部】
兼松は19日、鋼構造物の設計・製造・組み立て工事を手掛けるATADスチール・ストラクチャーと資本業務提携契約を締結し、持分法適用会社にしたと発表した。
自社グループの原料調達・マーケティング・販売機能とATADの開発能力を結集し、ATADの鋼構造物事業をさらに強化することで業容拡大を図る。
ATADは2004年設立。ホーチミン市に本社を置き、同市と隣接するロンアン省、ドンナイ省に工場を構える。鋼構造物の工期短縮とコストダウンを実現する「プレエンジニアドビルディング」と呼ばれる分野で、国内やアジア太平洋を中心に製品・サービスを提供。
近年では、より厳格な設計能力や工程管理が求められる重量鉄骨分野でも高い評価を得ており、高層物件や空港などのインフラ向けでの実績も伸ばしているという。