【亜州ビジネス編集部】
電気自動車(EV)の充電所を展開する米EVLOMOは23日、工業団地開発大手のロジャナ工業団地と合弁で東部チョンブリー県にEV向けなどの電池工場を建設すると発表した。最大で10億6000万米ドルを投じ、年産能力8ギガワット時(GWh)の工場を設ける。
出資比率はEVLOMOが45%、ロジャナが55%。ロジャナが新たな工業団地を開発しているノンヤイ郡に工場を設け、自動車やバイク、電力貯蔵システムなどの電池を生産する。3000人以上の新規雇用を見込む。
第1期は投資額1億4300万米ドルで年産1GWhの工場を建設する計画。年内に着工し、2年以内の完成を目指す。
EVLOMOは先月、タイでEV充電所の設置を進めると発表。まず1カ所目を東部ラヨン県の国営石油PTTの給油所内に開設した。総額5000万米ドルを投じ、今後5年で1000台以上の設置を目指す。