【亜州ビジネス編集部】
携帯電話サービス最大手アドバンスト・インフォ・サービス（AIS）は4月30日、2021年3月末の光通信インターネットサービスの加入数が143万1900件となり、前年同月末比31％増加したと明らかにした。前年末比では7％増だった。
新型コロナウイルスの流行により、在宅勤務の動きが広がったことがプラスに影響した。年内には160万件を上回ると見込む。
携帯電話の加入数は前年同月末比4％増の4276万7100件だった。ポストペイド式サービスが1063万4800件に16％増加した一方、プリペイド式サービスは3213万2300件と横ばい。合計のデータ通信量は24％増だった。
20年第1四半期の売上高は前年同期比7％増の458億6100万バーツ。うち光通信事業が17％増の19億1900万バーツと伸びたものの、主力の携帯電話事業が3％減の293億5100万バーツと落ち込んだ。
全体の純利益は2％減の66億4400万バーツだった。
一方、21年は第5世代（5G）通信網の拡充などに250億〜300億バーツの投資を計画している。
