【亜州ビジネス編集部】
相鉄グループは、バンコクに初めてホテルを出店すると発表した。2024年春の開業を予定。海外進出は韓国、ベトナムに次ぐ3カ国目となる。タイの観光業界は新型コロナウイルス流行の打撃を受けているものの、終息後は観光客やビジネス客の需要が回復すると見込んでいる。
相鉄ホテル開発など傘下の3社が、地下3階、地上8階建てのホテルを高架鉄道(BTS)と地下鉄のアソーク駅に近いスクンビット通り・ソイ25に設ける。客室数は126室で、今年冬の着工を予定。海外5店舗目の直営ホテルとなる。
■マンション事業に参画
相鉄グループは、バンコク都内のコンドミニアム(分譲マンション)開発に参画することも発表した。自動車部品大手タイ・サミット・グループが手掛ける、地下鉄ホイクワン駅近くの物件開発に出資する。
2棟構成のコンドミニアムのうち1棟に参画する。地上29階建てで全477戸。相鉄グループは傘下の相鉄不動産を通じて、タイ・サミット傘下企業に「メザニンローン」と呼ばれるローンを拠出する。相鉄不動産が日本国内で培った住宅開発ノウハウを提供し、開発を支援する。