【ベトナム】亀田製菓、ハノイの生産会社を子会社化へ

【亜州ビジネス編集部】

亀田製菓は13日、ハノイ市で米菓を生産する関連会社ティエン・ハ・カメダ(THK)の株式を追加取得し、連結子会社化すると発表した。

業績拡大を見込めることから、出資比率を現在の30%から51%に引き上げる。取得時期は未定で、取得額は算定中としている。

THKは2013年設立。亀田の技術を活用して米菓「イチ」を生産し、現在の筆頭株主であるティエン・ハ・コーポレーションの流通網を通じて販売している。

2021年3月期の売上高は2790億ドン(約13億2000万円)、営業利益は520億ドン。資本金は1050億ドンで、亀田が30%、ティエン・ハ・コーポレーションが60%、個人が10%を出資している。

亀田はベトナムについて、良質な原料米を確保できる上、各国・地域と自由貿易協定(FTA)を締結していることから、生産拠点として将来性が高いと見込んでいる。


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