【亜州ビジネス編集部】
キリンホールディングスは18日、ベトナムの小規模なコーヒー農園に対する支援事業を拡大すると発表した。
持続可能な農業に関する国際認証を取得するための支援を行うもので、支援先農園を昨年の350軒から倍増する。また、新たに農地の保水量を改善する取り組みも行う。
水使用量の削減や河川の汚染防止、生物多様性への配慮、適切な農薬や肥料の使用などについて指導。生産コストを下げながらコーヒーの品質向上を図る。2013年にスリランカの紅茶農園で同様の事業を開始し、ベトナムのコーヒー農園向けは昨年4月に着手した。
ベトナムは、ブラジルに次ぐ世界2位のコーヒー豆生産国。キリングループが19年に輸入したコーヒー豆の約3割をベトナム産が占めた。