【亜州ビジネス編集部】
日本郵船は17日、シンガポール法人のエヌワイケイ・シップマネジメントがオンライン環境下で実施するLNG船と原油・石油製品タンカーの荷役シミュレーター訓練で、ノルウェーに拠点を置く船級協会「DNV」から認証を受けたと発表した。同様の認証取得はアジア初という。新型コロナウイルスの影響で移動が制限される中でも高水準の船員育成を継続する。
今回認証を取得した訓練は、LNG船、原油・石油製品タンカーに初めて乗船する自社グループの船員の育成を目的に実施しているもの。
訓練には荷役シミュレーターを用いる項目があり、通常時はシンガポールの研修所で実地訓練をしているが、クラウド上で作動するシミュレーターを活用してオンライン化した。これにより、船員が同国に渡航せずに訓練を実施できるようになった。