【亜州ビジネス編集部】
トヨタ自動車の現地法人であるトヨタ・モーター・ベトナム(TMW)は17日、地場自動車部品メーカーの能力向上やTMVとの関係強化に向けた事業を行うことで商工省工業局と覚書を交わしたと発表した。部品の現地調達率の向上につなげる。
部品メーカーの模索や評価、選定、支援などを通じて、ベトナム国内でのサプライチェーンを強化する。
ベトナムの部品調達先を増やすとともに、部品の品質向上や競争力強化につなげる。
同社はこれまでも地場企業への支援を行ってきた。
例えばハノイ・プラスチック・ファクトリーはTMVから支援を1年間受けた結果、生産性が10%向上。年間28億ドン(約1300万円)のコスト削減を実現した。
TMVは現在、ベトナム国内の46社から720種以上の部品を調達。このうち地場資本の企業は6社となっている。