【亜州ビジネス編集部】
燃料専門商社の伊藤忠エネクスは24日、タイの液化石油ガス（LPG）販売事業に参入すると発表した。LPG販売の現地大手、WPエナジーと資本業務提携を締結し、株式5％を取得した。
今後も成長が見込まれる同国でLPG事業を共同で推進。両社の知見を掛け合わせることにより、輸入から家庭への販売までの一貫した供給網を構築する。また、WPの持つネットワークを活用し、再生可能エネルギーへの取り組みや近隣国への進出も検討する。
WPは2014年設立。LPGの国内販売でシェア2位の大手で、卸売りから小売りへの事業拡大を図っている。
タイ証券取引所（SET）に上場しており、株式5％は21日の終値で計算すると1億2548万バーツ相当となる。
