【亜州ビジネス編集部】
中国政府が先週、金融機関と決済機関に対し、暗号資産(仮想通貨)と関連業務を禁止する通知を行った事態を重視し、莱比特砿池(BTC.top)、火幣科技(フオビー・テック)、ナイ牛算力(ナイはおんなへんに乃、ハッシュカウ)の3社が相次ぎマイニング(採掘)サービス業務を休止した。
業界関係者からは、マイニングは中国では絶滅するとの予測が出ている。25日配信のロイター通信などが報じた。
BTC、フオビーは共に、今後は海外での事業展開に注力すると表明している。
莱比特創業者の江卓爾氏は「中国で禁止された以上、マイニング業務を今後主に北米に移す」と微博(ウェイボー)で発言。フオビーも、中国での事業を停止して、海外業務の開拓に注力する方針を示した。中国の暗号資産投資家も大部分は海外の取引所に移るとみられる。
代表的な暗号資産であるビットコイン価格の下落を受けて、業界企業の株価も値を下げている。香港市場上場のフオビーは24日に20%以上下落した。ブロックチェーン技術の欧科雲鏈集団(OKGテクノロジー)も約15%値下がりしている。