【亜州ビジネス編集部】
タイ国トヨタ自動車（TMT）の26日発表によると、2021年4月の国内新車販売台数は前年同月比93.1％増の5万8132台だった。プラスは2カ月連続。
前年同月は新型コロナウイルス流行の影響で大きく落ち込んでおり、反動で高い伸びとなった。19年4月との比較では32.5％減となる。
モーターショーが例年通り開催され、各社の新モデル投入や販売活動が活発化したことも販売拡大の要因。20年は7月に延期されていた。
4月の車種別販売
乗用車が92.4％増の1万6988台
1トンピックアップトラックが94.9％増の3万2605台など。
ともに2カ月連続のプラスだった。
メーカー別では
首位トヨタが7割増だったほか、
2位いすゞ
3位ホンダなどが2倍以上に拡大した。
1〜4月の全体の販売台数は前年同期比9.6％増の25万2269台だった。
TMTは5月の販売について、3月末に始まった新型コロナ第3波の影響で、消費者が購入を控える動きがあったと指摘。一方、第3四半期以降は、政府の経済支援策やワクチンの普及などによって購買意欲の回復に期待できるとしている。
