【亜州ビジネス編集部】
タイ証券取引所(SET)は27日、SETと2部市場(MAI)に上場する企業の2021年第1四半期の売上高合計が前年同期比3.0%増の2兆9377億5700万バーツだったと発表した。
合計の営業利益は119.9%増の3944億4900万バーツ
純利益は229.8%増の2572億6600万バーツ
原油価格の上昇や、コスト削減を進める動きが利益の確保につながった。
不動産投資信託(REIT)などを除く上場756社のうち、727社が同期の決算書を提出済み。最終黒字を計上した企業は全体の75.5%を占めた。
業種別では、エネルギー・公共インフラの業績が特に好調だった。全体的には新型コロナウイルス流行の影響で売上高が伸び悩んだものの、生産コストや運営コストなど支出を削減する動きが増益に寄与した。
MAIに上場する企業の合計は、売上高が2.1%増の450億5000万バーツ、営業利益が36.8%増の31億3400万バーツ、純利益が601.3%増の25億1400万バーツだった。