【亜州ビジネス編集部】
中国は時速400km高速鉄道車両「CR450」の開発に着手した。
計画中の成渝中線高速鉄道(成都市〜重慶市)に投入する可能性がある。
高速鉄道の営業運転速度をさらに加速し、世界の先頭集団をけん引し続ける狙い。「CR450科学技術革新プロジェクト」を立ち上げた上で、次世代復興号高速列車の開発に乗り出している。科技日報などが5月31日付で伝えた。
すでに中国は時速350km規格の高速鉄道路線網を築いたものの、安全確保を優先し大部分は時速300kmにとどめている。
350km走行を実現した区間は、
足元で京滬高速鉄道(北京市〜上海市)、
京張高速鉄道(北京市〜河北省張家口市)、
京津都市間鉄道(北京市〜天津市)、
成渝高速鉄道に限定されるのが現状だ。