【亜州ビジネス編集部】
電子商取引(EC)中国大手の京東集団(JDドットコム)は5月28日、中国広東省深セン〜バンコク間で貨物チャーター便の運航を開始したと発表した。
週3往復を運航し、両国間で48時間以内に商品を配送できるようにする。海外に事業を拡大したい中小企業の支援にもつなげる。
深セン宝安国際空港とスワンナプーム空港を結ぶ路線を運航する。配達時間の短縮や越境EC事業の拡大、タイの流通大手セントラル・グループと立ち上げたショッピングサイト「JDセントラル」の成長などにつながると見込む。
現在、JDドットコムを通じて中国からタイに配送される商品の大半は、日用品や小型家電、通信機器など。一方、タイから中国では、自動車部品などの工業製品や農産物が大半を占める。