【タイ】21年の自動車輸出21〜29%増=KRC予測

【亜州ビジネス編集部】

カシコン銀行傘下の総合研究所カシコン・リサーチ・センター(KRC)は、2021年の自動車輸出台数が前年比21〜29%増の89万〜95万台に拡大するとの予測を示した。

アジアとオセアニアを中心に回復が進むとみている。前年は新型コロナウイルス流行の影響で30%減の73万5842台と落ち込んでいた。

日本メーカーが生産ラインを見直し、タイを輸出拠点にしていることも追い風になると見込む。一方、半導体不足による生産遅延や、輸出先国での新型コロナの感染拡大による需要の低下などのマイナス要因があると指摘した。

将来は中国メーカーによるZEV(ゼロエミッション・ビークル)投資が徐々に拡大し、生産・輸出台数を押し上げる原動力になるとみている。ただ、ZEVの主要市場となる米国、欧州、豪州と中国との地政学的対立を注視する必要があると説明した。


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