【ベトナム】2大空港で入国禁止措置、感染者急増で

【亜州ビジネス編集部】

ハノイとホーチミン市の国際空港では今月1日から1〜2週間、入国が禁止される。

新型コロナウイルスの感染者が増える中、国会の新型コロナ対策常務委員会が決定を下したもので、新たな流入を防ぐ狙い。ベトナム・インベストメント・レビューが1日付で伝えた。

ハノイのノイバイ空港では1日から7日まで
ホーチミン市のタンソンニャット空港では1日から14日まで
入国禁止となる。

タンソンニャット空港では先に、入国禁止措置を1日から4日間講じるとしていたが、これを10日間延長した。

国内で5月31日正午までに確認された新型コロナ感染者は5733人と他国に比べ少ないが、このうちの7割超に上る4164人が4月27日以降に感染するなど足元で状況が悪化している。政府は昨年3月から入国を厳しく制限していたが、外交関係者と専門家の来訪やベトナム人の帰国は認めていた。こうした中で感染は広がり、インド型と英国型の両方の特性を持つハイブリッド型の変異種をこのほど国内で確認。感染力が強いことから警戒が強まっている。

ハノイでは4月29日以降に209人の感染を確認。5月25日から外食店や美容室などが閉鎖となった。ホーチミン市でも5月31日から2週間のソーシャルディスタンス(社会的距離)措置が発令している。


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