【亜州ビジネス編集部】
物流スタートアップのフラッシュ・グループは1日、新たに実施した資金調達で1億5000万米ドルを獲得し、国内企業で初めてユニコーン(企業価値が10億米ドル以上の未上場企業)になったと発表した。
「シリーズD+」「シリーズE」と呼ばれる資金調達を行い、商業銀行大手のサイアム商業銀行(SCB)の子会社SCB 10Xなどから出資を受けた。
フラッシュは2017年創業。宅配サービスのフラッシュ・エクスプレスや、倉庫事業のフラッシュ・フルフィルメントなどを通じて事業を展開し、インターネット通販市場の成長を追い風に規模を拡大してきた。フラッシュ・エクスプレスは1日に200万個の荷物を取り扱っている。
フラッシュには、中国の電子商取引(EC)最大手、阿里巴巴集団(アリババグループ)や、国営石油PTT傘下で給油所運営・小売事業を行うPTTオイル・アンド・リテールビジネス(PTTOR)なども出資している。