【亜州ビジネス編集部】
複合企業UMWホールディングス(UMWH)傘下のUMWトヨタ・モーターは8日、トヨタ車の2021年5月の販売台数が前年同月比120%増の7595台だったと発表した。
前年同月は新型コロナウイルス流行第1波の影響から回復を見せ始めたばかりで販売台数が少なく、反動で大幅増となった。
車種別にみると、小型セダン「ヴィオス」が全体の32%を占め最多。これに5ドアハッチバック「ヤリス」が全体の25%、1トンピックアップトラック「ハイラックス」が21%で続いた。
UMWトヨタは5月の販売動向について、消費者信頼感が回復した結果が現れたと指摘。今後については、政府が自動車の販売サービス税(SST)の減免措置を今年末まで半年延長したことが追い風になるとしている。
一方、政府が6月1日から全国で都市封鎖(ロックダウン)を開始したことを受け、生産・販売活動を一時的に停止していると明らかにした。必要不可欠なサービスのみ継続し、新型コロナ抑制に寄与するとしている。